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DISCOVER WEST~妖怪と神々に出会う旅~

私の「どこか行きたい病」の発作がまた始まりました。


実はワタクシ、日本全国47都道府県全制覇を目指しておりまして、すでに40箇所は訪問済みなのですが・・・意外と近くに未踏の県が残っておりました。
「島根県」・・・中国地方5県のうち、私が何故か唯一足を踏み入れていなかった県なのです。


というわけで空いたパズルのピースを埋めるべく(?)、いつものように一人で西へと旅立ちました。


まず私が降り立ったのは米子駅。ここは鳥取県の最西端なのですが、島根に入る前にまずちょっと寄り道。
米子の町自体も皆生温泉や大山(おおやまじゃなく、だいせんです。)の玄関口なので下車する価値はあるのですが、今回はここからJR境線に乗り換えて『さかなと鬼太郎のまち』境港へ向かいます。


境港と言えば、一昨年に他界された漫画家・水木しげる先生の出身地として今ではすっかり有名になりました。


 米子駅の境線ホームからすでに、妖怪たちの出迎えは始まっています。境線のすべての駅には妖怪の愛称名がついており、米子は「ねずみ男駅」・境港は「鬼太郎駅」など。列車の車体もごらんの通りで、まるで魔界へ向かう列車のようですが、どれもこれも愛嬌があって怖くないのがいいですね。そしてのどかなローカル線にガタゴト揺られること約50分で終点・境港に到着です。


境港は日本海に突き出た弓ヶ浜半島の先端に位置する小さな町ですが、駅を一歩出るともう妖怪一色!町中いたるところで鬼太郎ファミリーが出迎えてくれます。


左:タクシーの行灯は目玉おやじ


中:トイレの表示もこの通り


右:ATM前の注意書き看板です(笑)


また境港は全国屈指の水揚げ高を誇る漁港としても有名。『さかなのまち』のキャッチコピーは伊達じゃなく近海で獲れる新鮮な海の幸は絶品です!お昼時には海鮮丼やお寿司を是非試してみて下さい。


さて境港を後にして、いよいよ島根県に突入です!


県庁所在地でもある城下町・松江。シンボルの『松江城』は国宝五城の一つでもあります(他は松本・犬山・彦根・姫路)。 町の周囲には堀川が流れ、屋形船でゆっくりとめぐる『ぐるっと松江堀川めぐり』も人気です。


松江からさらに西へ・・・島根を代表する場所と言っても過言ではないのがここ、『出雲大社』です。


祭神は「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」ですが、旧暦の10月には全国から八百万(やおよろず)の神々が集まって神議が行われるとされており、その為に全国的に「神無月=かんなづき」(神様は出雲に出かけているので留守) と呼ばれる10月は、出雲の地においては「神在月=かみありつき」となるわけです。おもしろいですねー。


その神々が集まった際に人々の縁組みの相談をされるという神話が伝えられた事により、出雲大社は「縁結びの神様」として広く知られることとなります。
尚、今回私が出雲を訪れたのは、決して良縁目当てではないことを、あらかじめお断りしておきます!(キッパリ)


御存じの方も多いでしょうが、出雲大社の参拝方法は他と少し違います。
「二礼四拍手一礼」・・・すなわち、2回お辞儀をして4回手を叩き、最後にお辞儀をもう1回。その理由は諸説あるのでこの場では省略しますが、多くのサイトで語られていますので興味のある方は調べてみて下さい。


お参りを終えたので松江に戻ります。正門からまっすぐのびる「神門通り」と呼ばれる参道には数々のお店が並び、ちょっとした食べ歩きなども楽しそうです。


その一角に地元ローカル私鉄である一畑電車(愛称:ばたでん)の出雲大社前駅があります。 松江と出雲の間はJRも通っていますが、「ばたでん」は宍道湖をはさんだ北側をのどかに走ります。
中井貴一さん主演の映画『RAILWAYS/49歳で電車の運転士になった男の物語』は、この「ばたでん」を舞台に撮影されました。


 


 

松江までの区間のおよそ半分ぐらいは宍道湖沿いをのんびり走ります。


車窓から見える夕日に照らされた湖面がホントに綺麗でした。


 

松江での夜はもちろん、新鮮な魚と地元の美味い酒!私にとってはこれが無いと旅とは言えません。。
この日の晩酌は、ノドグロの一夜干しと隠岐島のシロイカ、お隣・鳥取の砂丘らっきょをアテに地酒で乾杯。めちゃめちゃ美味しかったです! (スマホの画像を誤って消去してしまい、せっかくのご馳走を紹介できません・・・ゴメンナサイ。文面から想像して下さい)


というわけで、島根県クリアです!全国制覇まであと6県・・・おっと!四国にも空白が・・・。どうやら高知県のようです。 でもすぐには行けそうにないので、前記事『瀬戸内しまなみ海道と高知の旅』の続編を読んで勉強してからにします。
高槻店のみなさん、高知編も早くヨロシクね~(笑) <近江八幡店/T>

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